ダレン・シャン

奇怪なサーカス
若きバンパイア
バンパイア・クリスマス
バンパイア・マウンテン
バンパイアの試練
バンパイアの運命


以下続刊

ダレン・シャン著
橋本恵訳
小学館刊

死してなお、勝利の栄冠にかがやかんことを!
12年に一度開かれるというバンパイア総会に出席するため、ダレンはクレプスリーと共にバンパイア・マウンテンを目指す。バンパイア将軍たちが二人にくだす裁きの結果は…そしてミスター・タイニーがもたらした「バンパニーズ大王」の予言とは…?






クレプスリーとダレンの微笑ましい親子っぷりがすっかり板についてしまったようです。しかも巻を重ねるごとに可愛い(?)息子に振り回されてく、ダメパパに…(笑)
おじいちゃんの登場で、いよいよ貫禄もあやしくなって参りました。

バンパイア・マウンテンでのあれこれは、ダレンやカーダの意見が至極もっともなんですよねぇ。そして意外にのんびりしてるのかなぁ>バンパイアの生活。
映像で見たら、すご〜く恐いと思いました。処刑の間とか。

5巻ではダレンがとてもバンパイア(この世界の)らしくなっていて、これが成長なのか単なるクレプスリーからの影響なのかはまだ判別がつきかねます。だって、あんまりカッコ良く書かれていないでしょ?バンパイア独特の騎士道?みたいな精神が。
それでも5巻は今までで一番カッコよかったです。裏切り者の手を取るくらいなら…と濁流に飲み込まれていくダレン…!しかも捨て台詞が「死してなお〜」ですよ??
「覚えてやがれ〜〜!」とかエコーかけつつ消えて行くB級悪役に聞かせてやりたい名セリフです。

ちなみに、この「死してなお」の”死の手のポーズ”は顔が見えなくなるから描いてもつまんなくなるんだー…。がくり。